上がらない給料、年功序列の廃止、早期退職という名のリストラ、年金の目減りなど、将来に不安を感じる話題は尽きません。
不安を解消する最も有効な手立てはお金です。
お金で悩みの全てを解決することはできませんが、大半の悩みは解消できます。
では、実際にいくらお金があれば不安はなくなるのか。
この記事では1,000万円の貯金をすることの重要性について解説します。
貯金をするうえで1,000万円という数値は一つの節目であり、目標としている人が多いかもしれません。
1,000万円貯金したら不安はなくなるのか、私自身の体験を踏まえて解説します。
この記事を読めば貯金1,000万円を貯めるモチベーションが上がり、蓄財速度が向上すること間違いなしです。
貯金1,000万円以上の世帯割合
貯金1,000万円を保有する人はどれくらいいるのか。
暮らしに役立つお金の知識を紹介している金融広報中央委員会では、『家計の金融行動に関する世論調査』をおこなっており、世帯別の金融資産を確認できます。
これによると、1,000万円の資産を保有しているのは以下の通りとなっています。（令和5年度データ）
| 単身世帯 | 2人以上世帯 | |
| 20代 | 1.6% | 4.1% |
| 30代 | 16.4% | 15.1% |
| 40代 | 17.0% | 22.7% |
| 50代 | 22.7% | 29.7% |
| 60代 | 34.2% | 42.2% |
貯金額を他人と比較する必要はありませんが、1,000万円を保有している世帯は全体的に少ないです。
特に若い世代ほど少なく、貯金には時間を要することがわかると思います。
貯金1,000万円達成後の生活環境の変化
実際に1,000万円を貯めることで、生活にどのような変化があるのでしょうか。
贅沢な生活ができる！！
と思われたでしょうか？
しかし、残念ながら1,000万円を貯めたからといって日常生活に大した変化はありません。
目先のお金に困ることはなくなりますが、1,000万円というお金は使おうと思えばあっという間になくなる程度の金額です。
そのため、生活環境に劇的な変化を促すだけの材料とはなりません。
普段通り会社に出勤して普段通りに働くという、貯金前と変化のない生活を送ることは明らかです。
1,000万円の貯金をすることのメリット
日常生活に大した変化はないと述べましたが、1,000万円を貯めることのメリットは多くあります。
ここでは1,000万円を貯めることで具体的にどのようなメリットがあるのかを解説します。
資産形成スピードが上がる
元金が増えることで利子の効果を高めることができます。
例えば銀行預金で1％の利子がつく場合、100万円なら利子は1万円ですが、1,000万円なら利子は10万円です。
元金が多ければ多いほど資産が膨れるスピードが早くなります。
「金は金を呼ぶ」といった言葉がありますが、まさにこのようなケースを表しています。
お金の知識が身につく
1,000万円を貯めるためには、漫然と貯金をしているだけでは達成が難しいです。
節約をしたり、資産運用をしたり、何かしらの努力があってこそ達成できます。
つまり、1,000万円を貯めたという事実自体が節約術や投資術などのマネーリテラシーの高まりを意味します。
培った経験やスキルは一生の財産になるでしょう。
支出が減る
1,000万円貯めた後に預金残高を見るのは気持ちいいです。
余談になりますが、私は預金残高を肴にお酒が飲めます（笑）
一度お金が増えると、その次はお金を減らしたくないという気持ちが生まれてきます。
そうすることでお金への意識が高まり、物欲が減り、支出が減り、変な儲け話に騙されにくくなるなど、お金を守る習慣が自然と身につきます。
不安が激減する
働かずに生活をする「FIRE」に憧れている人は多いと思います。
残念ながら1,000万円でFIREはできませんが、会社への依存度を下げることは可能です。
社内の評価があまり良くなかったとしても、お金に余裕があれば「いつでも辞めてやる」くらいの気持ちで仕事に向き合うことができます。
会社にしがみつく必要がなくなり、理不尽なことに立ち向かう勇気、細かいことを受け流す余裕など、様々な不安から解放されます。
1,000万円というお金はあなたに自信を与えてくれるでしょう。
人間関係が円満になる
経済的な余裕があることで気持ちにも余裕が生まれます。
気持ちに余裕があれば周囲にも優しさをもって接することができます。
お金を貯める行為は人間関係を充実させることにも役立つでしょう。
死ぬ気で1,000万円を貯めよう
1,000万円という額は大きいように見えて、使おうと思えばすぐに使い切ってしまえる程度の金額です。
しかし、1,000万円を貯めることで見える世界は大きく、そして確実に変わります。
辛い仕事や人間関係など、これまで重たく受け止めていた悩みが大したことないと思えるようになります。
お金は最終的には使わないと意味がありませんが、使わずに持っているだけでも解説したような様々なメリットがあります。
貯金を始めるのは早ければ早いほどいいです。
1日でも早く貯金を始めて早期に1,000万円を目指してみてください。
見える世界が変わり、充実した生活を送れるに違いありません。
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