脱社畜!『働き方の損益分岐点』を読んで搾取されない働き方をしよう

仕事

働き方の損益分岐点という本を読んでみました。

とても学びのある本です。

この本を読めば、なぜ給料が上がらないのか、働かないオジサンが自分よりも給料がいいのはなぜか、会社員という存在がいかに搾取をされて日々労働をしているのかがわかります。

将来に対して漠然と不安を感じている、今の働き方に疑問を感じている方にぜひ読んでもらいたい一冊です。

働き方の損益分岐点を読んで、会社に依存しない働き方を目指しませんか?

一緒に社畜生活から解放されましょう!


給料は成果に対して支払われるものではない

会社から受け取る給料はどのように決まっているのか。

給料は成果に対する報酬と思われているかもしれませんが、実はそうではありません。

給料の決まり方は以下2つのパターンに分けられます。

  1. 必要経費方式
  2. 利益分け前方式

外資系企業は2の利益分け前方式を採用しているところが多いですが、日本企業のほとんどは1の必要経費方式を採用しています。

必要経費方式とは何か。

これは明日も同じように働くために必要な経費=給料である、という考え方です。

  • 明日も同じように働くためには、食事をしなければいけない
  • 明日も同じように働くためには、住む場所を確保しないといけない
  • 明日も同じように働くためには、衣服を着ないといけない

など、生活をするために必要な最低限のお金が給料として支払われているだけ、ということです。

この書籍はマルクスが書いた「資本論」の考え方に基づいて内容となっており、上記の考え方を『労働力の再生産コスト』といいます。

どれだけ利益を上げても、会社は経費分しか給料に還元してくれないというのは残酷な話です。

私はこれを知った時、悔しさが溢れてきました。

労働力の価値の決まり方

モノの値段はそのモノの価値によって決まります。

より正確に言うと、資本論の中では価値という言葉を『価値・使用価値』の2種類に分類しており、モノの値段は価値によって大半が決まり、市場価値によって多少の変動が生じるとされています。

使用価値とは、そのモノがどれだけ役に立つのかということを意味します。

一方、価値は全く違う意味合いです。

価値とは、そのモノを作るのに社会一般的にどれくらいの時間と労力を要するかを意味します。

資本論では労働力も1つの商品というモノで定義し、企業は労働力の対価として給料を支払っています。

では、労働力の価値はいくらになるのか。

労働力とは、明日も同じように働ける心身状態を指します。

つまり、労働力の価値=給料は、前章で説明した生活をするために必要な最低限のお金となるのです。

そんな事はない、営業成績が良ければ評価されて給料は上がるはずだ、そう思う方もいるかもしれません。

これは価値が高いのではなく、使用価値が高いことを意味します。

使用価値は有益性を基にして決まるため、有能な人材であれば企業にとって役に立つと判断されます。

それが給与に反映されることになりますが、頑張っても変動があるのは価値の部分ではなく、使用価値の部分だけということです。

なお、生活をするための最低限のお金は年齢や家族構成によって異なります。

役職が上がれば飲み会やゴルフなどの付き合いが増える。

家族が増えれば教育費などの出費が増える。

これらについても、明日も同じように働ける心身状態を作るために必要なものと位置付けられています。

働かないオジサンでも給料が高いのはこのような理由があるからです。

企業は労働力を搾取する

企業はどうやって利益を生み出しているのか。

労働者が生み出す『剰余価値』が企業にとっての利益です。

では剰余価値とは何か。

例えば、1時間に10個の製品を作り上げる場合と、1時間に20個の製品を作り上げる場合では、当然20個のほうが価値を生み出していることになります。

しかし、労働者の時給が変わることはありません。

この10個の差分が企業にとっての剰余価値です。

企業はこの剰余価値を求め、労働者を必要以上に働かせて搾取をしようとします。

頑張れば夢は叶う・努力は報われるなどといった、もっともらしい価値観を植え付けられ、一生懸命に働くことは企業にとって都合がいい人材です。

また、生産性向上などといった業務改善も、知らず知らずのうちに搾取されているケースです。

業務効率を改善したとしても、定時になっていないのであればその日の業務を終えることはできず、空いた時間に新たな仕事をこなさなければなりません。

時間内にどれだけ効率を上げるかは、実は労働者ではなく企業側にしかメリットはありません。

労働力の価値は下がる

前章で生産性向上は企業にとってメリットがあると解説しました。

一方、労働者にとってはデメリットになりかねません。

例えば業務を改善し、これまで1時間に10個しか作れなかった製品が50個作れるようになったとします。

そうすると何が起きるのか。

大量にモノが生産できるようになると、その商品の希少価値は下がり、価格が下落します。

このようにして市場に出回っている商品の価格が下落していくと、生活をするために必要なお金も減ることになります。

給料は生活をするために必要な最低限のお金ですから、必要経費が減れば給料も下がります。

一生懸命働き、競争をすればするほど労働力の価値は下がる一方で、忙しさだけが残ってしまうという負のスパイラルに陥ってしまいます。

これからの働き方について考える

以上の内容を理解したうえで、今後はどう働けばいいのでしょうか。

これからは自己内利益を増やすことが大事です。

通常、利益とは売上から費用を差し引いたものを指しますが、自己内利益は直接的なお金のことを指すわけではありません。

  • 売上=満足感・充実感
  • 費用=ストレス・不安

自己内利益を増やすためには、満足感や充実感をいかに増やし、ストレスや不安をどれだけ減らせるかを考える必要があります。

自己内利益の増やし方

自己内利益を増やすにはどうすればいいのか。

いくつかの方法を考えてみたので紹介します。

好きや得意を活かす仕事

他人にとってストレス負荷の大きい仕事であっても、その仕事が自分にとって好き、得意であれば自己内利益を増やすことができます。

自分はどんな仕事がしたいのか、今の環境でそれが実現できているのかを自問自答し、必要に応じて異動願いや転職を検討してみるといいかもしれません。

経験を活かす仕事

これまで積み上げてきたキャリアを活かすことも、自己内利益の増加につながります。

自分のスキルが活かせる環境で働けることは、充実感を得られるだけでなく、知見があるため不安も少なくて済みます。

資産を作る仕事

これから資産を作る仕事も将来的な自己内利益の増加につながります。

人脈を作れる仕事、会計などの不変的な知識が学べる仕事、営業力が身に付く仕事など、スキルという資産を生成できる仕事は労働者としての価値を高められます。

会社に搾取されない働き方をしよう

資本主義の下では一生懸命働いても報われる可能性が低いため、働き方自体を見直さなければ幸せを掴むことはできません。

私は働き方の損益分岐点を読んで、頑張り過ぎることを辞めました。

その結果、肩の荷が下りて余計なストレスや不安を抱えることが減ったと感じます。

あなたも会社に搾取されないよう、意識を変え、行動を変えてみてはいかがでしょうか。

最後になりますが、関連記事を紹介しますのでこちらもご覧ください。

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