転職をしたいけどやりたい仕事が見つからない。
または、やりたい仕事はあるけど自分に合う会社かどうかわからない。
仕事を探す際には人それぞれ不安や悩みがあると思います。
人生の大半の時間は働かなければならないため、仕事選びで失敗はしたくないはずです。
この記事では仕事を選ぶ際に大事なこと、気を付けるべきことについて解説します。
ビジョンが定まっている方もそうでない方も、この記事を読んでいただければ転職時のギャップを未然に防ぎ、自分に合った仕事を見つけることができます。
仕事で幸福度を高める要素とは
仕事は楽しい時もあれば苦しい時もあります。
幸福度の高い仕事、やりがいを感じられる仕事とはどのようなものなのか。
幸福度を高める要因としては以下のものがあげられます。
- 裁量権があるか
- 仕事の量と質は適切か
- 評価軸が合うか
- 周囲に助けてくれる人がいるか
- 人の役に立っているか
1つずつ解説していきます。
裁量権があるか
業務を進めるにあたり、裁量権の有無は重要です。
仕事の進め方や納期を自分でコントロールできればストレスは少なくて済みます。
また、自ら仕事を取捨選択できる環境はやりがいにも直結します。
仕事の量と質は適切か
仕事の量が多すぎる、または難易度が高すぎる仕事は重圧に押し潰される危険があります。
一方、暇すぎたり簡単すぎる仕事も退屈で仕事の意義を見失いかねません。
適度な量、適度なレベル感の仕事が充実感をもたらします。
評価軸が合うか
自己評価は高いが会社からの評価は低い。
自己評価は低いが会社は高く評価してくれる。
自己評価と会社からの評価に乖離があるのはモチベーションが下がる要因になり得ます。
周囲に助けてくれる人がいるか
周囲に助けてくれる人がいない職場は強い不安感と孤独感に襲われます。
この環境下では誰かに相談することも難しいです。
そのため、誰にも相談ができないまま仕事が片付かず、収拾できない事態に陥る危険性もあります。
人の役に立っているか
自分の仕事が人に、そして社会に役立っていることがわかればやりがいを感じられます。
一方で、役に立っていなければ自分は何のために仕事をしているのか存在意義を見失いかねません。
仕事を選ぶ際にやってはいけないこと
仕事の幸福度を高める要素は上記の通りですが、それとは別に仕事を選ぶ際に注意しなければならないことがあります。
それは『(趣味など)好きなことを仕事にしてはいけない』ということです。
好きなことを仕事にできれば苦ではないと思うかもしれません。
確かにその一面はありますが、大切な趣味が嫌いになってしまうというリスクがあります。
仕事は必ずしも楽しいことばかりではありません。
上司や同僚だけでなく、会社は利益を上げなければならない以上、顧客や関係者など多くの人と接する機会があります。
関わる人が増えるほど、自分の思い通りにいかないことが必ず起こります。
趣味などの好きなことは自分なりの理想や期待があるはずです。
その理想が叶わなかった時のショックやギャップは期待値が高ければ高いほど大きくなり、失望感や喪失感に見舞われる可能性があります。
1つ例をあげます。
ゲーム実況者は漏れなくゲームが好きなはずです。
しかし、自分が思ってるより再生回数が伸びない、誰よりも情報を早く公開するため寝る間も惜しんでゲームをしなければならないなど、自分のペースで好きなようにプレイできないことが多々あります。
自分の思惑通りに事が進まず、せっかく好きだったゲームを嫌いになってしまうというリスクがあります。
好きなことは趣味で留めるか、仕事にする場合でも本業ではなく副業にとどめておくのが賢明です。
仕事を選ぶ際に重要視すべきこと
幸福度を高める要素を意識しながら自分に合った仕事を見つけるにはどうすればいいのか。
仕事を選ぶ際に重要視すべきポイントを3つ紹介します。
好きの選択ではなく嫌いの回避
1つ目は好きなことを探すのではなく、嫌いを避けることです。
先に述べた好きなことが嫌いになってしまう可能性に加え、興味のある仕事や気になる業種があったとしても、会社勤めである以上は希望する部署に配属される保証はありません。
自由が制限される以上はやりたくない仕事をしないよう、リスク回避に重きを置いて仕事を選ぶことが大事です。
『この仕事がやりたい』ではなく『この仕事だけは絶対にやりたくない』という視点で考えるといいでしょう。
仕事の合う合わないはやってみてからでないとわからないこともあります。
よほど苦手な仕事でなければ時間をかけて好きになっていく可能性は十分にあるため、当たりを引くのではなくハズレを引かない姿勢で臨むと失敗の確率が下がります。
性に合った雰囲気の職場
2つ目は雰囲気が自分に合っている会社かどうかです。
自分の性格と似ている人が多い職場は馴染みやすいです。
入社前に職場環境を確認するのは限界がありますが、できる範囲で雰囲気だけでも掴んでおきたいものです。
にぎやかな人が多くて和気あいあいとした職場を望む人もいれば、静かな環境を好む人もいます。
コミュニケーションを活発に、かつイノベーションを歓迎する企業風土なのか、堅実かつ着実に物事を進める企業風土なのか、面接で確認するのはもちろんですが、ホームページに掲載されている企業理念にも情報は詰まっています。
自分の強みが活かされていない仕事
3つ目は自分の強みが活かされていない仕事です。
強みが活かされているのではなく、なぜ活かされていない仕事のほうがいいのか。
理由は唯一無二の存在になれるからです。
自分の強みが既に活かされている職場の場合、あなたと同じようなスキルを持っている人が既に存在していることになります。
そのような職場ではあなたが活躍できる機会は少ないかもしれません。
一方で自分と同じ強みを持った同僚が近くにいない方が相対的にあなたの市場価値は高まり、比例して仕事の満足度も上がります。
今は強みが活かせなくとも、これから強みを活かせる環境に醸成できる職場を選ぶといいでしょう。
自分に合う仕事は必ず見つかる
転職は情報収集が重要です。
自分に合った仕事は必ずあります。
この記事が転職先を探すヒントになれば幸いです。
コメント