【キャリア迷子の方必見!】管理職と非管理職はどっちが得なの?

仕事

若い世代を中心に出世したくない、管理職になりたくないという人が増えています。

その理由は仕事に追われて自由な時間がない、といった印象が先行しているからです。

確かにそのとおりです。

しかしその一方で、管理職になると給料が上がることに加え、裁量権を得ることで仕事を自由に進められるなどのメリットがあります。

実際のところ管理職と非管理職はどちらが得なのでしょうか?

この記事では管理職と非管理職はどちらが得なのか、メリットとデメリットを中心に解説します。

将来のキャリアに悩みを感じている方におすすめの内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

大前提として知っておくべきこと

管理職と非管理職のどちらが得かを知る前に、前提として知っておくべきことが2つあります。

1つ目は『仕事とプライベートの両立は困難』ということです。

管理職になる以上、個人ではなくチームで仕事を進めなければなりません。

部下の育成指導なども加わることで業務量が増えるのは必然のため、プライベートの時間を重視したいなど、ワークライフバランスを実現したいのであれば管理職は諦めるしかありません。

そしてもう1つは『年齢が上がるにつれて必要なお金も増える』ということです。

親の介護、子供の学費、家の修繕費など、20代~30代より40代~50代のほうが想定していない出費が増えていきます。

経済面では管理職のほうが優位であり、将来的にお金で困る機会は少なくなります。

管理職のメリット

先に述べた2つの前提を踏まえ、管理職と非管理職はどちらが得なのでしょうか。

それぞれのメリットとデメリットを順番に解説します。

生涯年収が多い

お金の面で管理職は非管理職よりも優遇されています。

これは給与や賞与などの目先に限った話ではありません。

退職金や年金など、将来受け取れるお金にも大きな影響を及ぼします。

職務権限が付く

管理職は”判断”をすることが業務上求められます。

立場上一定の裁量権を持つことになるため、自分の意思で業務を進めることができます。

仕事を進めるうえで自由度が高くなれば余計なストレスは感じることはありません。

社会的ステータスが高い

管理職になることで社会的に信用力が高まります。

ローン審査に通りやすくなったり、各種契約に融通や幅が利くようになるなど、様々なメリットがあります。

管理職のデメリット

次に管理職のデメリットを解説します。

仕事量が多い

管理職は自分の仕事だけに集中できる立場ではありません。

組織としての業務、部下の評価や育成など、他者の仕事にも目を配る必要があります。

必然的に業務量は増えてしまうため、自分の時間の確保が難しくなります。

責任と重圧

仕事でミスや間違いはつきものですが、管理職の場合は部下の仕事も自身の責任範囲になります。

自分の知らぬところで部下がミスをした場合でも、知らぬ存ぜぬでは済まされません。(部下に責任を全て押し付ける悪いケースもありますが)

部下の責任は上司の責任、監督不行き届きと見做されるなど、コントロールが難しい範囲での責任が多くのしかかってきます。

孤独感

中間管理職は上司と部下の板挟みになりがちで、両方の立場から好かれる立ち居振る舞いは難しいものです。

どちらかを立てればどちらかの反感を買うことが多く、心から信頼できる関係を築きにくくなります。

非管理職と比べて飲みにケーションの機会が減るなど、孤独感を感じやすい立場です。

非管理職のメリット

管理職のメリットとデメリットを紹介しました。

これに対して非管理職はどうなのか、まずは非管理職のメリットを解説します。

ワークライフバランスを実現しやすい

管理職と違い、非管理職は自分の業務を完遂することだけがタスクです。

他人の管理業務をしない分、業務量は少ないためプライベートの時間を確保しやすいです。

仕事の負担が少ない

業務量だけでなく、責任の重さも限られています。

自身の業務は当然責任を持つべきですが、自分でコントロールできる範囲内のため、ストレス度合いは管理職と比べて圧倒的に少なくて済みます。

自己スキルを磨ける

管理職の業務はマネジメントが主ですが、非管理職は自身の業務に集中することです。

実務を深掘りしていくことで専門スキルの習得が図れます。

たとえば営業のスキルや経理・法務のスキル、さらにはExcelのスキルなどを磨けば自身の市場価値向上につながります。

これらは今の会社だけでなく、転職などでも有利に働くスキルです。

非管理職のデメリット

次に非管理職のデメリットを解説します。

生涯年収が少ない

管理職に比べて給与が低いだけでなく、早期退職などのいわゆるリストラは非管理職から募集されるケースが大半です。

収入面の不安は非管理職のほうが大きいです。

職務権限がない

非管理職では重要な決済や判断をおこなうことができません。

やりたいことができない、自分の望む手順通りに業務が進められないなど、仕事の自由度は低く、やりがいや納得感の欠如が起きかねません。

世間体が悪い

非管理職でい続けると社内、社外共に肩身が狭くなります。

年下の部下、いつまでも出世できない人というレッテルなど、世間からのイメージは良くありません。

プライドが傷つく場面が多々起こります。

どちらが得か一概には言えない

管理職と非管理職はそれぞれにメリットとデメリットがあるため、一概に損得を決めることはできません。

個々人の置かれた環境や価値観を踏まえて何を大切にするのか、優先順位を決めることが必要になってきます。

経済面を取るなら管理職、プライベートや専門性を追求したいなら非管理職など、重要視するものを自分の中で整理したうえで目指すべきキャリアが見えてくるでしょう。

自分に最適なキャリアプランを選択しよう

最適なキャリアは人それぞれです。

仮に出世を望まない選択をした場合でも、長く勤めていると自分以外の同期が全員出世して焦るようなことがあるかもしれません。

そんな時でも周りに流されず、自分がやりたいことを追求し続けることが大事です。

後悔しない選択をしましょう。

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