誰しもが少なからず悩みを抱えて生きていると思います。
できることなら悩みから解消され、楽しいことだけ考えて日々過ごしたいものです。
悩みを完全になくすことはできなくとも、減らすことは誰にでも可能です。
今日からすぐに実践できる悩みの解消法を紹介します。
なお、この記事は以下の書籍を参考にしています。
悩みの原因は停滞にある
悩みは人それぞれですが、本質的に共通していることがあります。
『悩み=前に進めない状態』です。
状況が好転しない、問題が改善しないなど、停滞している状態だからこそ悩みが生まれます。
逆をいえば前に進むことができれば悩みは軽くなります。
停滞した状態から脱するにはどうすればいいのか、対処法を3つ紹介します。
悩みの解消法①(思考編)
考え方を変えることで受け止め方も変わります。
対処法の1つである悩みを軽くする思考法を紹介します。
悩みを分解する
たとえば滞っている仕事がある場合、それはあなた個人で解決できる内容でしょうか?
悩みの原因である仕事を、あなた個人でコントロールできる部分とコントロールできない部分に切り分けてください。
悩みを分解できれば不安は軽くなります。
悩みを分解してコントロールできる部分に焦点を当てることで、何をすべきか具体的なアクションにつなげられます。
色々な要素が絡み合い、複雑化し、手がつけられないと思う状況でも、分解して一つずつ解決していくことで停滞から抜け出すことが可能です。
プロジェクトなどでタスクが細分化されているのは、具体的なアクションに分解することで抽象的な状態から抜け出すことにあります。
まずは『分解して考える』ことを意識してみるといいでしょう。
周囲と比較・共有する
一人で悩んでいると不安や孤独を感じる傾向が強くなります。
しかし、悩みを抱えているのはあなただけではありません。
あなた自身の悩みが解消できなくとも、周囲も同じように悩みを抱えていることを知れば気持ちが楽になります。
また、気心の知れた友人知人に悩みを打ち明けることで気持ちが楽になったことはありませんか?
打ち明けにくい悩みもあると思いますが、悩みを共有することで負担が軽くなります。
悩みの解消法②(行動編)
停滞した状態から抜け出すためには行動あるのみです。
悩みを軽減する具体的な行動例を紹介します。
体を動かす
とにかく体を動かせば悩みは減らせます。
散歩、筋トレ、掃除、何でも構いません。
体を動かすことの目的は『体を動かすことに集中する』ことです。
集中することで余計なことを考える余裕がなくなります。
考えなければ悩みはもはや悩みではありません。
悩んでばかりいるときは頭に考える余裕を与えないようにするといいでしょう。
量をこなす
タスクの大小は問いません。
小さな仕事でも構わないので、とにかく量をこなしてみてください。
量をこなすメリットは既に解説した『集中することで気がまぎれる』『停滞から抜け出せる』の2つです。
手元に抱えているタスクの量を減らすことで気持ちはグッと軽くなります。
悩みの解消法③(言語化編)
言語化は不安を鎮める効果があります。
悩みを積極的にアウトプットすれば悩みは軽減できます。
声に出す
悩みを声に出してみてください。
誰かに打ち明けるだけでなく、ひとり言でも構いません。
悩みを声に出すことの目的は、悩みを言語化することです。
言語化することで漠然としていた悩みを具体化することができます。
具体化できればやるべきことが明確になるため、あとは行動に移すのみです。
文字化
言葉で発するだけでなく、悩みを文字起こしすることも効果的です。
文字化は悩みの具体化につながる効果があるのはもちろん、悩みを脳内から取り除くことができます。
悩みは脳のリソースを大量に消費します。
悩み始めるとそのことばかり考え、他のことに手が回らなくなってしまうのはリソースの大量消費が原因です。
これはパソコンと同じで、容量が増えたら通信速度が遅くなり、それを解消するためにデータを外部端末に移行するといったイメージです。
脳内の情報が整理できれば具体的な解決策の検討(前に進むこと)が可能になります。
それでも悩みが解消しない場合
悩みを解消するための3つの方法、『思考・行動・言語化』について解説しました。
しかし、それでも悩みが消えない場合もあろうかと思います。
その場合はどうすればいいのか、最終手段を紹介します。
諦める
悩みは依存、執着することで生まれます。
つまり、執着しなければ悩みは生まれません。
そのためには諦めることが重要です。
同期が出世して焦り、悩む。
任された仕事が思うように捗らず焦り、悩む。
全て諦めてしまえば余計なことを考えなくて済みます。
プライドが許さないかもしれませんが、それは悩みを増幅させるだけです。
潔く出世を諦める、他人の手を借りる、期日に間に合わないことを素直に打ち明ける、このように気持ちを切り替えることで張り詰めた気持ちから解放され、悩みは一気に吹き飛びます。
無理せずできることをできる範囲でやる、という気持ちが大事です。
寝る
考えれば考えるほど悩みは膨らんでいきます。
考えることをやめる究極の方法は寝ることです。
寝てさえしまえば余計なことを考えずに済みます。
職場であればお昼休憩の時間でも構いません。
強制的に考えない時間を確保することが効果的です。
まとめ
分解して具体化する。
言語化して可視化する。
そのうえで行動に移せば大抵の悩みは解消できます。
それでもダメなら割り切って諦めてしまえば身が軽くなります。
悩んでばかりでは時間がもったいないです。
この記事で紹介した悩みの解消法はほんの一部です。
もっと詳しく知りたい方は以下の書籍を参考にしてください。
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