「仕事を辞めたい」と思いながらも、実際の行動は起こせない。
そんな気持ちを抱えて毎日を過ごしていませんか?
何か大きな問題が起きたわけでもないのに、心がじわじわと疲れている感じがする。
「このままでいいのかな」と思いつつ、生活や責任のことを考えると会社を辞める決断ができない。
そんな葛藤を抱えている人は、決してあなただけではありません。
辞めたくても辞められない─それは甘えでも弱さでもなく、「真面目に向き合っている証拠」です。
なぜ辞められないのか?よくある3つの理由
なぜ辞めたくても辞められないのか。ここではよくある3つの理由を解説します。
経済的な不安
生活費、住宅ローン、家族のこと…。お金ことを気にするとキリがありません。
仕事を手放すと、生活が一気に不安定になる。
頭では「辞めたい」と思っても、お金の不安が行動を止めてしまうのはごく当たり前なことです。
自信のなさ
「次の仕事、ちゃんと見つかるだろうか」
「今のスキルで通用するんだろうか」
そう思ってしまうと、退職への一歩も重たく感じます。
特に年齢を重ねるほど、そのリスクを強く感じるようになっていきます。
周囲の目線に対する責任感
「自分が抜けたら職場に迷惑がかかる」
「こんな理由で辞めたら、周りにどう思われるか…」
そんな思いがブレーキをかけてしまうことも少なくありません。
特に責任感の強い人ほど、そうやって自分を後回しにしてしまいます。
本音を整理するシンプルな方法
辞めたいけど辞められない。
気持ちがぐるぐるして何も決められないときはどうすればいいのか。
そんな時は自分の気持ちを書き出してみることをおすすめします。
やり方はシンプルです。紙でもスマホのメモでもいいので、次の2つを書き出してみるといいでしょう。
- 辞めたいと思う理由
- 辞められないと感じている理由
そうすることで、頭の中で混ざっていた感情が整理され、自分の本音が見えてきます。
「自分は本当に何がつらいのか」「何を怖がっているのか」に気づけると、それだけで心が少し軽くなることもあります。
すぐに辞めなくてもいい。今できる現実的な行動
「辞めるべき」か「辞めないべき」か、いきなり白黒つけようとすると苦しくなります。
白と黒の2択ではなくその間にあるグレーゾーン、つまり「今できること」に目を向けることで、選択肢は広がります。
情報収集だけでもOK
いきなり転職するための履歴書を書く必要はありません。
転職サイトに登録したり、どんな求人があるのかを眺めるだけでもOKです。
「自分には他にも道がある」と感じられることが、心の余裕につながります。
逃げ場を作る
ずっと会社のことだけを考えていると、どんどん視野が狭くなっていきます。
副業や趣味、社外のコミュニティなど、会社以外の居場所を少しずつ広げてみるといいでしょう。
逃げ場があることで本業のストレスも軽くなります。
特に副業で別の収入源を作ることができれば、会社への依存度を下げることにもつながります。
小さな行動でもOK
誰かに話す、休みをしっかり取る、部署異動の可能性を探る…。
小さな行動でも、動いた、動けたという感覚が持てることは自身につながるだけでなく、不思議と気持ちが前向きになります。
今できることを整理
ここまでに解説した内容を図式にしました。
自分が今置かれている状況を整理し、できることから行動を起こしてみることが大事です。

立ち止まっているあなたへ
辞めたいのに辞められない─そんな葛藤を抱えながらも、今この瞬間も仕事を続けているあなたは、十分にがんばっています。
すぐに答えを出さなくても大丈夫です。
無理に決断しなくても、少しずつ、できることから始めればいい。
大事なのは、今のその気持ちを放置しないことです。
この記事をきっかけに自分の心にちゃんと耳を傾けて、行動を起こすことができるようになれば幸いです。
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