職場の同僚と気が合わない、仕事が忙しくて残業ばかりで休みも取れない、その割に給料も安い。
こんな会社もう辞めてやる!
多くの人が一度や二度は考えたことがあると思います。
しかし現実はそんなに簡単ではなく、転職には様々な不安や悩みがつきものです。
そこでこの記事では、転職という選択肢を検討する上で考えなければならないことを解説します。
この記事を読めば今の自分にとって転職は最善策なのか、実際に転職をするにはどうすればいいのかがわかります。
なぜ転職したいのか
転職を考える上でまず始めにすべきことは、なぜ転職をしたいと思ったのか、根本の原因を自己認識することです。
例えば以下のような理由が考えられます。
- 今の上司が嫌い
- やりたい仕事ができない
- 給料が安い
- 激務で休みが取れない
など、まずは転職したいという気持ちの原因を整理してください。
その原因は転職することで本当に解決できるのか
原因を整理したあとはさらに深掘りし、その原因は転職することで本当に解決できるかどうかを考えてください。
例えば上司が嫌いという理由で転職を検討している場合でも、以下の2つでは根本の課題は全く違います。
- その上司を個人的に嫌いなのか
- 人に指示されること自体が嫌なのか
1の場合は確かに転職したら解決することかもしれません。
しかし2の場合は転職したら嫌いな上司とは離れられますが、転職した先でも同じ悩みが生じる可能性が高いです。
このように原因を深掘りして本当に解決すべきことを明確にすることで、次に起こすアクションの方向性を定められます。
今の会社で解決できる方法がないかを考える
原因を明確にできたら、今の会社で解決できる手段がないかを考えてください。
解決できそうな内容であれば転職をする必要はないですよね。
解決できる内容か否かは、以下に示す判断軸を持つとわかりやすいです。
我慢の種類
例えばやりたい仕事に就けず、現状に我慢して仕事をしている場合。
その努力が将来につながる仕事なのか、やらされ仕事なのかによって解決できるか否かが変わります。
将来を見据えた仕事であれば、今の仕事は今後のキャリアに必要なものと信じて耐え忍ぶべきです。
一方、そうでない場合は我慢するだけ時間の無駄になるだけでなく、精神衛生上よくないため早急に転職を検討すべきです。
好きと嫌い・得意と不得意
以下の図をご覧ください。
あなたにとって、今の仕事はどれに該当しますか?
得意 | 不得意 | |
好き | ○ | △ |
嫌い | △ | ✖️ |
『○』以外は転職を検討したほうがいいです。
まず、嫌いな仕事をすべきではありません。
得意な仕事に集中してください。
弱みを克服しようとする努力は素晴らしいと思いますし、実際そうしてきた人も多いと思います。
しかし、苦手なものを克服できたとしても、その分野のスキルを得意とするレベルまで上げることは困難です。
それよりも好きなこと、得意なことに集中すれば鬼に金棒です。
誰にも負けないスキルを身に付けられます。
時間は有限です。
弱みを克服するのは時間の無駄と割り切る勇気を持ちましょう。
昇進・副業という手段
転職を検討したキッカケが給与面なのであれば、必死に昇進を目指すのも手段の一つです。
転職は仕事も人間関係も一からスタートしなければならないため、昇進して待遇改善を図るほうが早い可能性があります。
また、今の仕事を続けながら副業という選択肢でもいいかもしれません。
会社への直談判
直属の上司、人事部に直接交渉できる組織風土や関係値があれば、直談判は最も希望が通りやすい方法です。
異動の希望、テレワークによる働き方の変革などを交渉する余地があると考えられます。
しかし、関係値が浅かったり直談判を良しとしない組織風土であれば、単なるわがままと捉えられかねないため注意が必要です。
それでも転職したいと思ったら
色々考えてはみたけど、それでもやっぱり転職したい!
ここまできたらあとは具体的に行動するだけです。
まずは以下に示す3つのアクションを実行してみてください。
スキルを洗い出す
まずは自分の武器を洗い出してください。
自分の強みが活かせる市場を探すため、漠然としたものではなく履歴書に書けるような具体的内容を書き出しておくといいです。
これは先に説明した『好きと嫌い・得意と不得意』の項目で洗い出しができていると思います。
貯金残高を確認する
働きながら転職活動ができればいいですが、今の会社を辞めてから転職活動を始める場合もあると思います。
転職が長引く可能性を踏まえ、会社を辞める前に貯金残高を確認してください。
収入がなくなり、貯金を取り崩している間はとにかく不安になります。
不安になると正常な思考ができず、早く次の職を決めようと安易な決断をしてしまうかもしれません。
その点、お金があれば余裕ができるため、じっくり吟味して転職先を選択できます。
転職エージェントに相談する
転職するにあたり、自分の市場価値を知っておくことは重要です。
高望みした無謀な転職活動を回避したり、安く買い叩かれるのを防ぐことができます。
また、転職エージェントに相談すれば役職や年齢を踏まえた自分の市場価値を教えてくれます。
転職サイトやエージェントは数多くありますが、その中でもおすすめはJobuddy(ジョバディ)です。
Jobuddy(ジョバディ)は転職サイトとエージェントのいいとこどりができる転職サービスです。
ポテンシャル採用求人がメインとなっているため、業界・業種をチェンジしたい方に強みがあります。
サイト自体も使いやすく、転職サイトやエージェントを使いたいけどどのサービスを使えばいいのかわからない、とお悩みの方には特におすすめです。
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企業ホームページ:株式会社コンシェルテック
家族や友人に相談する
転職エージェントの収入源は、企業に人材を紹介することによる手数料です。
転職エージェントは営利企業のため、あなたを転職に導こうとあの手この手でアプローチしてきます。
彼らへの相談は必要ですが、依存しすぎてもダメです。
セカンドオピニオンとして、身近な人にも相談するといいでしょう。
要は一人で悩まないことです。
転職で後悔しないために
転職で一番つらいのは、転職した後に元の会社の方がマシだったと思うことです。
後悔してもしきれません。
そのような事態にならぬよう、事前の準備や確認は念入りにおこなってください。
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