仕事ができる人、できない人の違いはどこにあるのか。
この本はその特徴をわかりやすく解説してくれています。
本に記載している内容は、普段の業務に取り入れやすいだけでなく、即効性のあるものばかりです。
この本を読めば、あなたも優秀な社員になれることは間違いありません。
トップ5%社員(デキる社員)に共通すること
優秀な社員、デキる社員とはどのような人か。
- 上に対して忠実な人
- コミュニケーション能力が高い人
- 営業成績の良い人
など、定義は人によって異なるかもしれません。
しかし、この本に書かれているトップ5%の社員には、以下の共通した事項があることがわかります。
- 再現性思考
- 行動量が多く、かつ早い
この2つを実践することで、どんな業界、業種でも重宝される人材になれるでしょう。
トップ5%社員(デキる社員)の再現性思考
再現性思考とは仕組み化をすることです。
具体的にどのようなことか、実際に取り組みやすい例を挙げて解説します。
振り返りをする
デキる社員は常に改善を図るため、考える時間を積極的に設けます。
例えば何かの業務で失敗をしてしまった時、なぜ失敗したのか振り返る時間を必ず作ります。
そうして自らPDCAを実践し、問題の本質を捉えることで同じ過ちを繰り返しません。
また、問題を構造的に捉えることで応用が利きます。
転勤や異動で不慣れにもかかわらず適応力の高い人は、物事を構造的に捉える力があると考えられます。
経験を積む
デキる社員はとにかく経験を積むため、学んだことを次々に実行へ移していきます。
学びは実践に移してこそ自身の糧となります。
車の免許を取得する際には学科と実技の両方が必要なのと同じです。
経験を積むことで知識と見解が広がり、業務においての最善策を講じることが可能になります。
アウトプットする
デキる社員は自身が学ぶだけでなく、アウトプットすることを欠かしません。
アウトプットをすることで知識が定着するだけでなく、組織全体のレベルアップを図れます。
また、自分の仕事を周囲にも理解してもらうことで、いざという時に周囲に頼れる環境を醸成できます。
これは業務の属人化を防ぐというリスク回避にもつながります。
トップ5%社員(デキる社員)の行動
行動が早いという点については、優秀なイメージが湧きやすいと思います。
では、デキる社員に共通した行動とは何か、実践しやすい例を挙げて解説します。
足で稼ぐ
電話やメール、チャットツールなど、オフィスでのコミュニケーション手段は様々です。
しかし、デキる社員は相手のところへ出向き、対面でのコミュニケーションを図ります。
直接対話をすることで相手の懐に深く入り込む、関係者を巻き込むという働きかけがしやすくなるからです。
メールやチャットのほうが好ましいという人もいますが、デキる社員は対話の価値のほうが遥かに高いと考えています。
完璧を目指さない
デキる社員は完璧さよりもスピード重視です。
例えば、上司へのレポートは細かくマイルストーンを設け、早い段階でおこないます。
早い報告をしてフィードバックを受けることで、業務の方向性の認識を合わせ、手戻りを極力減らすことができます。
このように、デキる社員はギャップや認識の相違を早く埋めるような行動をします。
ITに強い
デジタル機器は仕事において必須のツールではありますが、苦手という人は多いです。
デキる社員はITにも長けています。
ITテクを駆使して業務の効率を上げたり、仕組み化を図ったりと、様々なビジネスシーンで積極的に活用しています。
誰もが優秀な社員になれる
この本で紹介されている思考や行動は、一見めんどくさいと感じるかもしれません。
しかし、答えが出ないまま一人でずっと悩んでいたり、後回しにすればするほど仕事は滞り、不安やストレスが溜まってしまいます。
悩むより行動し、業務の仕組み化を当たり前に推し進めることができれば、あなたも優秀な社員の仲間入りです。
この記事で紹介した内容はほんの一部です。
気になる方はぜひ続きを読んでみてください。
以下の記事ではトップ5%リーダーの習慣とトップ5%セールスの習慣に関して紹介していますので、併せてご覧ください。
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