国や会社の後押しもあり、副業を始める人が増えています。
まさにこれから始めようと考えている人も多いのではないでしょうか。
副業がうまくいけば会社員以上に収入を得られる可能性があります。
一方、副業を軌道に乗せるためには様々な課題や困難が待ち構えています。
副業には覚悟が必要です。
副業で稼ぐのは楽ではない
YouTubeやSNSを見ていると、たった〇〇日で100万円稼いだ、などといった副業に関する華々しい記事をよく見かけます。
そのような記事ばかり見ていると、副業なんて簡単だと勘違いしてしまうかもしれません。
しかし、そのようなことは決してありません。
副業で得られるものは多いですが、その分失うものも多いです。
副業でお金を稼ぐためには相当な努力が必要です。
副業はどれくらい稼げるのか、以下の記事で紹介しているのでご参考ください。
残業と副業はどちらが稼げるのか？副業初心者が取るべき行動を解説
副業で得られるもの
副業で得られるものは何があるのかを説明します。
お金
まずは何といってもお金です。
最初の頃は微々たる程度しかありませんが、軌道に乗れば本業を超える収入も夢ではありません。
自由
副業が成功して収入が増えれば、それだけ自由度も増します。
- 会社への依存度が下がる
- 転職に対する不安がなくなる
- 独立という選択肢を検討できる
など、副業は働き方を大きく見直す武器になります。
多様な知識
副業をすることで様々なスキルや知識を習得できます。
副業はPCやスマホをフルに活用するため、ITに関する知識とスキルが身に付きます。
また、副業は会社員と違い、お金の出入りを自分で管理しなければなりません。
収入と支出を通じ、会計に関する知識、税金に関する知識など、お金に強くなれます。
さらに、副業をするには契約に関する知識、特許権や著作権などの知識を備える必要があります。
自己防衛という観点から、法律の知識は自然と身に付いていきます。
副業で失うもの
次に、副業をすることで何を失ってしまうのかを説明します。
時間
副業はあくまでも副業であり、本業をこなしながら空いた時間を使って取り組まなければなりません。
平日は本業に大半の時間を割くでしょうから、副業に割ける時間は平日の出社前、帰宅後、もしくは土日しかありません。
しかし、平日は疲労もあるでしょうし、土日は家族サービスや趣味など、他に割きたい行事があると思います。
家族や友人と一緒にいる時間を減らすのか、趣味の時間を減らすのか、副業に取り組むには諦めなければならないことが必ず発生します。
友人
副業を始めると友人とは疎遠になりがちです。
先に述べた時間を捻出できないという点もそうですが、本気で副業に取り組む場合、自分のリソースを全振りしなければならないため、会話が嚙み合わなくなります。
仕事に関する話であればいいですが、音楽、マンガなどの娯楽や芸能ニュースなどについては、よほどのアンテナを張っていないと情報が入ってくることはありません。
会社での居心地
副業は何をするにも全て自分で決めなければなりません。
決断をするということは、全て自分で責任を負わなければならないという不安がある一方、見方を変えれば自由に判断ができるということです。
一方、会社員の場合は、会社や上司の意向など、自分の裁量権は限定です。
このギャップを知ってしまうと、会社にいることがとても窮屈に感じてしまいます。
どちらもノリにノっていれば問題はないですが、場合によっては本業のモチベーションに悪い影響を及ぼす可能性があります。
副業の目的を確認する
副業には失うものがあることをご理解いただけたと思います。
では、これらの内容を踏まえても副業をするべきなのでしょうか。
副業はあなたの目的を達成するための手段に過ぎません。
必ずしも副業にこだわる必要はなく、大事なことは、なぜ副業を始めたいのかを自分に問いかけてみることです。
お金に対する不安？
将来が不安だから少しでも収入を増やしたい。
その不安を解消するために、副業は最善の手段でしょうか。
副業よりも本業に力を入れ、会社で昇進したほうが収入につながりやすいかもしれません。
会社に対する不満？
今の会社が嫌いだから副業でお金を稼いで早く辞めたい。
その不満を解消するために、副業は最善の手段でしょうか。
副業ではなく転職という道を選択したほうがいいかもしれません。
家族を養うという責任感？
家族を養うため、家族に喜んでもらうためにお金が必要。
その責任を全うするために、副業は最善の手段でしょうか。
副業に時間を割くよりも、家族と一緒に過ごす時間を大事にするほうが幸せかもしれません。
目的を見据えて最善の手段を考える
以上のように、副業があなたの目的を達成する手段として本当にふさわしいのかを考えてみてください。
時間を捻出できないのであれば、副業を始めたところでうまくはいかないです。
中途半端が一番良くありません。
副業を検討している方は、今回の記事を参考に、優先順位を見定めた行動をしてみてください。
副業の始め方については以下の記事で紹介していますので、こちらもご参考ください。
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