会社員の給料が上がらない昨今、副業を始める人が増えています。
YouTubeやブログで成功してFIREをした、などという話もメディアで取り上げられていますよね。
しかし、身近でそのような人を見る機会は少なく、まだまだ現実味を感じられない人が多いのではないでしょうか。
私自身色々な副業を経験してまいりました。
その経験を基に副業の実態について述べると共に、副業の始め方や継続のコツについてを解説します。
副業って本当に稼げるの?どうやって始めたらいいの?などの疑問を解消します。
副業をしている人の割合
実際に副業をしている人はどのくらいいるのでしょうか。
副業の現状は厚生労働省のホームページに掲載されています。
副業に取り組んでいる人は確かに増えていますが、全体の割合でみるとまだまだ少数派だということがわかります。
これだけメディアでも取り上げられているので、思っていたより少ないと感じる方もいるかもしれません。
副業が浸透しない理由
副業をしている人が少ない理由、それは2つあります。
まず1つが、『副業をしたくても何をしたらいいのかわからない』というケース。
そしてもう1つが、『副業を始めたはいいが稼ぐことができず、途中で挫折してしまった』ケースです。
副業には始める前と始めて以降、それぞれに高いハードルが待ち構えています。
副業は稼げない?
副業でお金を稼ぐのは難しいのでしょうか。
実際、副業で大金を稼げている人はごくわずかであり、本業を辞めて副業だけで食べていける程のお金を稼ぐのは相当に難しいです。
5万〜10万円でも稼げるまでに数年を要するでしょう。
一方、副業を始めること自体は難しくありません。
本気で取り組めば数百円~数千円程度のお金はすぐに稼げます。
しかし、メディアの影響等もあり副業に夢を抱いている人にとっては物足りない額であることから、結果として継続するモチベーションを保つことができないという状況に陥ってしまいます。
副業は長い目線で取り組むことが何よりも重要です。
実際にやってみた副業
私自身様々な副業に取り組んでは挫折を繰り返してきました。
副業の始め方や継続するコツをお伝えする前に、実際に経験した副業を紹介します。
動画編集
YouTube等、動画投稿の普及に伴い需要が急拡大し、案件は幅広く多岐に渡ります。
単価は1動画につき数百円~数万円と様々です。
高い処理能力とストレージを備えたPC環境、およびAdobeなど動画編集ソフトの準備が必須です。
初期投資費用は数万~数十万円かかり、投資資本の回収には時間を要します。
WEBライティング
動画編集と同様に案件数の多い副業の1つです。
単価は文字数によって決まり、1文字0.1円と低単価のものから、1文字2円くらいの案件であればゴロゴロ見つかります。
高性能なPCは必要とせず、効率は悪いですがスマホだけでも取り組める内容であることから、気軽に取り組める副業の代表格といえるでしょう。
プログラミング
様々なプログラミング言語を利用する案件が存在します。
仕事は豊富な一方でプログラミング言語習得には時間を要するため、案件は経験者に集中する傾向があります。
初心者にとっては参入障壁が非常に高い分野だといえるでしょう。
私自身が経験したのはVBAを活用した簡単なプログラム作成業務です。
また、プログラミングとは少しニュアンスが違いますが、Excelを使った表計算や簡単なデータ生成業務なども経験しました。
アンケート回答
簡単なアンケートに回答して報酬を得るというシステムで、ポイ活に近い感覚で取り組める内容です。
特別なスキルを必要としない、かつ案件数が豊富なことから、時間や場所を問わず誰にでもできる仕事です。
すぐに成果に結びつく一方で報酬単価は非常に低く、こづかい程度のお金を稼ぐだけでもかなりの案件数をこなさなければなりません。
副業の成果
以上のような副業に取り組んでまいりました。
実際の成果としては以下の通りです。
- 動画編集:覚える内容が多すぎて1年で挫折
- WEBライティング:毎月5万~10万の収入を得ながら継続中
- プログラミング:難しすぎて挫折
- アンケート回答:報酬単価が低すぎて選択肢から外す
動画編集やプログラミングは、YouTubeや書籍で紹介されているおすすめの副業で常に上位にいます。
確かに案件数自体は多いのですが、その分参入者も多く相応のスキルや実績が伴っていなければ高単価の案件獲得は難しいです。
未経験者が副業で稼ぐには得策ではないというのが私の見解です。
一方、ライティングは特別なスキルは要することなく、初心者の方でも取り組みやすい内容となっています。
副業の始め方
副業を始めるにあたり、まず何をすればいいのかを解説します。
お金を稼ぐには自ら事業を立ち上げるということも可能ですが、いきなり高い目標を掲げてしまっては行動に移すのが難しくなってしまいます。
副業を始める際には、小さく実践していくことがポイントです。
おすすめの方法を2つ紹介します。
業務受託
クラウドソーシングサイトを活用した業務の受託です。
インターネットのサイト上に公開されている案件に申し込むことで仕事を受注する仕組みです。
クラウドワークスやランサーズといったサイトであれば豊富な案件を取り揃えています。
ただし、優良案件は競争率が高いため、最初は単価が低くとも受注が見込めそうな案件に絞って臨むといいでしょう。
案件をこなせば実績として評価されるため、受注の難易度も下がっていきます。
これを繰り返すことで高単価の案件にもいずれ手が届くようになります。
課題解決型サービス
私生活における簡単なサービス業務をおこなうのもいいでしょう。
例えば、家事代行や悩み相談などのニーズは数多く存在します。
ココナラやANYTIMESといったサイトであれば、日常生活の小さな悩みに寄り添うことで収入を得られる案件を取り揃えています。
また、デザインのスキルやITに関するスキルなどを活用して課題解決を図り、報酬を得るという案件も多くあります。
もしこれらの技術や知識を有している場合は、幅広く案件を検討してみるといいかもしれません。
副業を継続するコツ
副業は長い目線で根気強く取り組まなければなりません。
また、副業として参入する市場や取り組むジャンルを厳選しなければ、いつまで経っても安定的な収入を得るのが難しくなります。
副業を継続するためのコツとして3つのポイントを解説します。
最初から大きな成果を望まない
最初から大きな成果を望んでしまうとモチベーション維持が難しくなります。
クラウドソーシングサイトでは多くの案件がありますが、初めの頃は報酬の低い案件以外の受注は難しいです。
まずは低単価でも案件を数多くこなし、実績を積むことが大事です。
実績を積むことで自信がつき、さらにはそれを習慣化してしまえば継続が苦でなくなります。
趣味の延長線で取り組める
趣味の延長線にある副業であれば継続することに抵抗感を感じなくて済みます。
例えば、YouTubeのゲーム実況者はゲームが好きだからこそ続けられるものです。
- ゲーム好きで動画編集に関心があるのなら、ゲーム実況動画の案件に限定して取り組む
- ゲーム好きでライティングやブログに関心があるのなら、ゲームの考察や攻略に特化した案件に限定する
「好きこそ物の上手なれ」という言葉があるように、継続のモチベーションを保ちやすく成果にも結び付く可能性が高いです。
本業との親和性がある
本業との親和性が高いことも重要なポイントです。
プログラミングであればプログラマーが有利なのは明白です。
- 既存のスキルで副業に取り組めるため、新しいことを学ぶ負担が少ない
- 成果に結びつきやすい
- 副業での気付きを本業にも活かすことで相乗効果が見込める
など、本業と関係の深い分野で副業を始めてみることをおすすめします。
社畜脱出に副業は必須
パワハラ、残業、人間関係、将来など、会社員にとって不安や悩みは募るばかりです。
会社を辞めて自由になりたいと考える以上、副業の経験は必須といっても過言ではありません。
成果を出すためには行動が早ければ早いほどいいです。
本記事を参考に、まずはクラウドソーシングサイトの登録を済ませるなど、ぜひ具体的な行動を起こしていただければと思います。
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