「プログラミングを学ぶべきか?」
副業やリスキリングの影響でプログラミングを始める人が増えています。
また、学校教育でも取り入れるようになったことで、将来的に必要なスキルだといわれるようになっています。
独学や職業訓練だけでなく、高いお金を払ってスクールに通っている人もいるのではないでしょうか。
しかし、未経験者にとってプログラミングは難易度が高く、挫折した人や心が折れかけている人もいると思います。
この記事ではプログラミングスキルは本当に必要なのか、本当に稼げるのかを解説します。
プログラミングスキルは必要か?
結論から言うとプログラミングのスキルは不要です。
ただし、ここでいう『不要』とは、コードの記述など具体的な実務スキルのことです。
最近ではコードを記述しなくともサイトを設計できるサービスが存在します。
また、生成AIの普及により簡単な仕事は今後AIに置き換わっていくことが予想されています。
つまり、未経験者が今からプログラミングを学んでも需要は減っていく一方だと考えられます。
抜きんでたスキルがあれば話は別ですが、独学でスキルを高めるのは限界がありますし、高いお金を払ってスクールに通ってもずっと面倒を見てくれるわけではありません。
中途半端にプログラミングを学んでも活かす機会がないのです。
プログラミングの知識は必須
コードを記述できるスキルは不要ですが、その一方で知識は必須です。
ではスキルと知識は何が違うのか。
スキルとは、実際にコードを記述するといった具体的に手を動かせることを指します。
一方で知識とは、手を動かせなくとも技術の構造や仕組みを抽象的に理解して判断ができることを指します。
つまり、学ぶ階層のレベルが違うのです。
プログラミング自体ができなくても、コンピュータがどのような仕組みで動いているのか、インターネットはどのような仕組みでつながっているのか、といったITを取り巻く構造を体系的に理解することがこれからの時代には必須です。
ITの理解を深めることの意義
なぜITへの理解を深めなければいけないのか。
それは仕事にしろプライベートにしろ、ITが私たちにとって切っても切れない存在になるからです。
プログラミングはAIでも対応可能です。
しかし、AIは何でも自ら考え自ら行動するのではなく、人間が指示を出さなければ機能しません。
AIに指示をだして実際に活用するためにはプログラミングの細部を理解することではなく、「仕組みを理解して正しく指示をする」ということが求められます。
また、グローバル化に伴い情報量とスピードが求められる昨今において、会社としても個人としてもこれからはITをいかに活用できるのかがますます重要になってきます。
ITの知識がないことによる末路
ITに疎い人は危機感を抱かなければなりません。
知識がないことはお荷物社員になることを意味します。
- 仕事ができないレッテルを貼られる
- 転職や副業をしても通用しない、成果がでない
また、プライベートでも悪影響を及ぼしかねません。
- 世の中の便利なサービスを使いこなせない結果、無駄な時間と労力を割く
- 情報の取得手段が人より乏しく、金銭面で損をする
田舎で自給自足の生活をするなら別ですが、サラリーマンはITから逃げることはできません。
何を学べばいいのか
ITを理解することの重要性を説きましたが、ITを苦手とする人は非常に多く、何を学べばいいのかわからないという人もいると思います。
ITに関する教材は初心者に不親切なものが多く、ただでさえ苦手なITをより敬遠させてしまいかねない内容となっています。
そこで最初に読むべきおすすめの書籍を以下に紹介します。
ただし、これだけで全てを理解できるわけではありません。
いきなり挫折することのないよう、あくまでも最初の取っ掛かりとして参考にしていただければと思います。
隅から隅まで読む必要はなく、どのような構造、仕組みで動くのか理解することを意識してみてください。
上記書籍の続編です。
仕組みが理解できればこれまで難しいと感じていた内容にも応用が利きます。
ITを使いこなせる人材になろう
ITはもはや生活の一部と化し、仕事も私生活もITがなければ成り立たなくなっています。
それだけ密接な関係であるにもかかわらずITを理解していないことは、ITに振り回されている状態であるといっても過言ではありません。
プログラミングの実務を学ぶといった方向性を見誤った学びに時間を割くことのないよう、ITの知見を深めて活用の幅を広げていってください。
ITへの苦手意識がなくなりITを自由に使いこなせれば、どこにいっても通用する優秀な人材になれます。
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