私は仕事が好きではありません。
働くのはお金が必要だからで、働かずに食べていけるだけのお金があれば会社員をやめたい。
いわゆる「経済的自立(FIRE)」への憧れが強いです。
仕事に対するモチベーションはその程度であり、おそらく大抵の人も同様だろうと思っています。
私のような考えを持つ人がいる一方で、日々充実した気持ちで働いてる人もいます。
仕事は1日8時間、週5日という多くの時間を費やす以上、少しでも楽しく働くにこしたことはありません。
私のようなタイプと仕事が楽しいと思えるタイプ、その違いはどこにあるのか。
その違いを特定できれば今よりも満足度高く仕事に携わることができ、人生そのものが充実すると考えました。
この記事では仕事で満足感、幸福感を得るためにはどうすればいいのか、考え方と手段を解説します。
仕事で幸福感を得る方法
仕事でやりがいや満足度を高めるにはどうすればいいのか。
給与、裁量権、評価、待遇、人間関係…
これらの要素は働く意欲を高めることにつながります。
しかし、これらの要素に幸福感を感じて依存するのは危険です。
なぜなら、これらの要素は自分でコントロールできるものではありません。
自分でコントロールできない要素に依存していては社畜まっしぐらです。
では、幸福感を得るために自分でコントロールできることはないのでしょうか。
もちろんあります。
それは誰かの役に立つことです。
顧客でも同僚でも誰でも構いません。
あなたを取り巻く誰かの悩みや不安を解消してあげることで、自分の幸福度も上げることができます。
まわりの人の喜びが自分の幸福度を上げる
他人の幸せが嫉妬の原因になることもありますが、自分の行為によって誰かが喜んでいる場合は嫉妬ではなく自分の幸福度を高めることにつながります。
なぜ人の役に立つことで幸せを感じられるのか。
それには『自己肯定感の向上』『返報性の原理』『ホルモンバランスが整う』という3つの理由があります。
自己肯定感の向上
誰かの役に立つことで『必要とされている存在』だと認識できれば自己肯定感は上がります。
自己肯定感が高ければ他人の目線が怖くなくなり、自分に自信を持って行動できるようになります。
たとえば、自分の行為で好きな人が喜んでくれて自分も嬉しかった、というのは誰しもが経験したことがあるのではないでしょうか。
これこそまさに『まわりの人の喜びが自分の幸福度も上げる』ことを意味しています。
返報性の原理
返報性の原理とは、人に親切にすると相手も自分に親切に接してくれるというものです。
相手は親切にされたことで「自分も何かしてあげなければ」と思うようになります。
たとえば、スーパーの試食コーナーで試食をしたら「タダで食べさせてもらって申し訳ないな」「1個くらい買ってあげようかな」と思ったりしませんか?
これが返報性の原理です。
誰かの役に立つことで、その行為が自分にも返ってくる、そうすると自分の幸福度が上がることにつながります。
ホルモンバランスが整う
人には『幸せホルモン』と呼ばれるホルモンがあり、このホルモンは誰かに親切にしたり役に立てたと思うことで分泌されます。
このホルモンが分泌されることで、ストレスの軽減や心身の安定、幸福感をもたらしてくれます。
他者へ貢献することでホルモンが分泌されて自分も幸せを感じることができる、という好循環をもたらしてくれます。
まわりを喜ばせることで自分の居場所ができる
まわりの人を喜ばせることのメリットはこれだけではありません。
自分という存在を周囲が受け入れてくれることで、職場に自分の居場所を作ることができます。
仕事はお金を稼ぐための手段と割り切り、職場の人間関係が希薄な人は一定数存在します。
しかし、週の半分以上の時間は仕事に費やすため、人間関係が良いにこしたことはありません。
結果的にストレス軽減になるため、職場の居心地が悪いと感じる方は他者への貢献を検討されてみてはいかがでしょうか。
貢献する相手は身近な人であれば誰でも構いません。
お世話になってる人、仲の良い人、ちょっと気になる同僚、かわいい後輩など、この際多少の下心があってもそれがキッカケにできるならアリです。
他者に貢献する方法
どうすれば他者に貢献できるのか。
それは足りないピースを埋めることです。
職場には性格や能力の違う人が集まっていて、得意な領域、苦手な領域は人それぞれです。
その中であなたにしかできないこと、まわりに比べてあなたが活躍できることはありませんか?
他部署との調整や社内政治といったコミュニケーション力、Excelやマクロを使ったデータ処理など、自分が得意な領域で困っている人に協力することが最も他者貢献しやすい部分です。
他者に貢献できれば感謝されます。
日々の小さな感謝、小さなありがとうを増やすことで自分は受け入れられていることを認識し、自己肯定感と幸福度の向上につながっていきます。
まとめ
仕事はお金を得るための手段であり、職場の人間関係なんでどうでもいい。
こう考える人もいると思います。
仕事は仕事と割り切ることができる人は必要以上に他人に干渉してまで幸福感を得る必要はないかもしれません。
しかし、今の職場環境を少しでも改善したいとか、会社を辞めるつもりはなく、これからもやりがいを持って働きたいという気持ちがあるのなら話は別です。
この人はどうしたら喜んでくれるだろうか、という他者貢献の気持ちに視点を当ててみることで、幸福感・充実感を持って働くことができるでしょう。
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